
皆さんこんにちは!
沖縄県宜野湾市を拠点に不動産業を行っている
株式会社OneRevo、更新担当の富山です。
前回は不動産販売の“いま”についてお話ししましたが、今回はその“未来”――
今後どのような形に進化していくのか?という視点で、業界の展望を解説していきます。
技術革新・社会構造の変化・生活者の意識変化――
それらが複合的に絡み合う中で、不動産販売はこれまでにない形に変わろうとしています。
これまで、物件情報は不動産業者が管理し、お客様に“紹介する”スタイルが一般的でした。
しかし今後は、AIとビッグデータにより“自動提案型”へシフトしていくと考えられます。
【未来の物件探しイメージ】
購入希望者の検索履歴・行動傾向をAIが分析
エリアごとの統計や将来の資産価値予測を提示
スマートフォンの通知で「あなた向け新着物件」を自動配信
VR内見→AIとのチャット相談→オンライン契約までワンストップ
つまり、情報収集・比較・内覧・契約がすべて“スマホで完結”する時代がすぐそこまで来ています。
今後ますます注目されるのが、メタバース(仮想空間)を活用した不動産販売です。
物件を360度好きな角度から確認
壁の色や家具を自由にシミュレーション
同時に家族や営業担当と“仮想内覧会”に参加
このような体験が、すでに一部の大手で始まっています。
時間や距離の制約を超えて“どこにいてもリアルな家選びができる”未来は、遠くない現実です。
デジタル技術が進化しても、最終的に物件を選ぶのは「人」。
だからこそ、未来の不動産営業に求められるのは、人間味のある信頼構築と寄り添う力です。
「この営業マンなら安心して任せられる」
「一緒に未来の暮らしを考えてくれた」
「専門用語をかみ砕いて説明してくれた」
デジタル化が進むほど、“人間力のある営業”が逆に際立つ時代になると予想されます。
未来の不動産販売は、単なる「物件の売買」だけでなく、社会課題の解決とリンクする役割を果たすようになります。
空き家活用(移住促進、リノベ再販)
高齢者向け住宅提案(バリアフリー、見守り設備)
地域再生型プロジェクトとの連携(まちづくり提案)
これからの不動産販売は、「住まいを売る」のではなく、“まち”や“生き方”を提案する仕事へと進化していくのです。
住宅を取り巻く環境は、ますます複雑かつ多様になっています。
しかし、それを支える技術や人の力も進化し続けています。
未来の不動産販売は、
デジタル技術で利便性を高め
情報の透明性で信頼を得て
心に寄り添う提案力で選ばれる
そんな“ハイブリッド型営業”が標準となる時代です。
次回もお楽しみに!
沖縄の不動産販売は株式会社OneRevoへぜひご相談ください。
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皆さんこんにちは!
沖縄県宜野湾市を拠点に不動産業を行っている
株式会社OneRevo、更新担当の富山です。
今回のテーマは「不動産販売を取り巻く環境」について。
近年、私たちが住まいを「探す」「買う」「売る」――そんな当たり前の行為の裏側にも、大きな時代の変化と業界構造の変化が起きています。
ここでは、現代の不動産販売を取り巻く環境を、いくつかの視点から整理してみましょう。
ひと昔前まで、住宅購入といえば「新築の一戸建て」や「分譲マンション」が王道でした。
しかし現在は、ライフスタイルの変化とともに、以下のようなニーズが急増しています。
リノベーション前提の中古住宅購入
セカンドハウス(ワーケーション用など)
単身者向けコンパクトマンション
サブスクリプション型・共同所有型物件
郊外の戸建てや地方移住物件
特にコロナ禍以降、「広さ」「自然」「リモート対応」を重視する層が増え、都市部一極集中から、分散志向へのシフトが見られています。
今や、物件探しはインターネットが当たり前。
スマホ1台あれば、24時間いつでも物件情報にアクセスでき、バーチャル内見やAIによるおすすめ表示まで可能になりました。
【代表的な変化】
VR(仮想現実)を使った内覧サービス
チャットボットによる問い合わせ対応
オンライン完結型の売買契約(IT重説)
不動産ポータルのAI分析による物件レコメンド
これにより、不動産業者も「対面で接客する」だけでは不十分となり、デジタルリテラシーやマーケティング知識が必須となっています。
日本の人口は2008年をピークに減少局面に入っており、それに伴い住宅余り・空き家の増加が深刻化しています。
総務省のデータによると、全国の空き家数は849万戸(2023年)を超え、住宅全体の約14%が空き家という現実も。
【特に課題となっているのは】
地方の一戸建て空き家
高齢者が住む家の“相続放棄”による空き家化
修繕費の捻出が難しい築古マンション
このような背景から、「売る物件が多い=売りやすい」ではなく、**どう“流通できる物件”にするか?**が問われる時代です。
不動産販売業界では、大手仲介業者・ハウスメーカー・地場の工務店・デベロッパー・ITベンチャーと、さまざまな事業者が競合しています。
「価格勝負」ではなく「情報の質」「提案力」で勝負
「囲い込み」「未公開物件」の透明性への指摘も増加
成約手数料に依存しないコンサル型営業へのシフトも進行中
エンドユーザーが情報を自分で調べられるようになった今、「営業の押し」ではなく「寄り添う提案」が評価される傾向にあります。
現在の不動産販売は、「商品としての住宅を売る」だけでは通用しない時代。
ニーズは細分化し、競合も多様化し、情報も溢れています。
そんな中で求められているのは――
顧客目線の提案力
地域に根差した情報と信頼
デジタル活用の柔軟性
“家を売る”のではなく、“暮らしをデザインする”という考え方が、これからの不動産販売の基本です。
次回は、さらにその先――「未来の不動産販売」がどう進化していくのかを掘り下げていきます!
次回もお楽しみに!
沖縄の不動産販売は株式会社OneRevoへぜひご相談ください。
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